Stable Diffusion 構文ルール&制御タグ ガイド

Stable Diffusion(特にAUTOMATIC1111/Forge環境)で理想の画像を生成するための、プロンプトの記述ルールと特殊な制御方法をまとめています。

1. 基本的な記述ルール

2. 強調・重み付け(Attention/Weight)

特定の要素を強く出したい、あるいは弱めたい場合に使用します。

構文 効果 説明
(word) 1.1倍強調 丸括弧で囲むと強調されます。重ねるほど強くなります ((word))
[word] 0.9倍弱化 角括弧で囲むと影響力が弱まります。
(word:数値) 倍率指定 (red flower:1.5) のように記述。1.0が標準です。
※ 数値を上げすぎると(1.5以上など)、画像が崩れる(アーティファクトが出る)原因になります。

3. プロンプト・エディティング(Scheduling)

生成の途中でプロンプトを切り替えたり、特定のステップから要素を導入したりする高度な手法です。

■ 切り替え(Switching)

[from:to:step]

例:[pink hair:blue hair:10]
最初の10ステップまでは「桃色の髪」を描き、それ以降は「青色の髪」として描画します。

■ 導入(Starting)

[to:step]

例:[glasses:15]
15ステップ目から「メガネ」の要素を書き込み始めます。背景を固めた後に小物を追加する際に有効です。

■ 除去(Stopping)

[from::step]

例:[sketch::20]
20ステップ目以降は「スケッチ」の指示を無視します。構図だけスケッチ風にして、仕上げは描き込みたい時に。

4. 特殊な制御コマンド

■ Alternating Words(交互生成)

[word1|word2]

1ステップごとにword1とword2を交互に処理します。2つの要素を混ぜた「中間」を作るのに適しています。

例:[cat|dog] → 猫と犬が混ざったような不思議な動物が生成されます。

■ BREAK キーワード

プロンプトのチャンク(塊)を強制的に区切ります。通常、SDは75トークンごとにプロンプトを区切りますが、BREAK を入れることで意図的に区切りを作り、前後のタグが混ざるのを防ぎます。

例:1girl, red dress, BREAK, beach, sunset
人物の属性と背景の属性が混ざる(服の色が空に移るなど)のを抑制できます。

■ AND (Composable Diffusion)

複数のプロンプトを並列に計算し、合成します。

例:castle:1.5 AND forest:1.0
「城」と「森」の概念を別々に計算して混ぜ合わせます。

5. 外部リソースの呼び出し

種類 構文 説明
LoRA <lora:名前:強度> 特定の画風やキャラを適用します。強度(Weight)は通常 0.5~1.0。
Embedding ファイル名 Textual Inversion。ファイル名をプロンプトに書くだけで適用されます。
Wildcards __ファイル名__ (拡張機能が必要)リストからランダムに単語を抽出します。
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